くちづけのその後で

「こんなタッパーでごめん……」


味気無いタッパーを見ながら言うと、西本君は笑顔で口を開いた。


「ん?俺、そんなん気にせぇへんし♪」


「そう……?」


「おう♪てか、食ってイイ?」


「あ、うん……」


あたしが頷くと、西本君は笑顔で両手を合わせ、それを見た海斗も彼の真似をした。


「朱莉さんも♪」


西本君に促されたあたしも、両手を合わせる。


「「いただきます!」」


そして、三人で声を揃えて言った。