くちづけのその後で

あたしと西本君は、海斗を挟んでベンチに座った。


「はい……」


あたしが怖ず怖ずとお弁当を差し出すと、西本君は笑顔で受け取った。


そして、照れ臭そうな笑みを浮かべながら口を開いた。


「ありがと♪」


「かいともー!」


「はい、海斗はこっち」


子供用のお弁当箱を手渡すと、海斗は嬉しそうに笑って蓋を開けた。


「たこちゃん!!」


お弁当箱に入っているウインナーを見た海斗は、目をキラキラと輝かせてニコニコ笑顔になった。