くちづけのその後で

「まさか、手作り弁当が食えるとは思ってへんかったわ♪」


西本君は照れ臭そうに笑いながら、あたしを見た。


「手作りって言っても、ほんまに簡単な物だけやし……」


あたしが小さな声で言うと、西本君が嬉しそうに笑った。


「でも、わざわざ俺の分まで作ってくれたんやろ?」


「違っ……!ただのついでやもんっ!!」


「照れんなって♪」


「別に照れてへんし!」


必死に否定するあたしを見て、西本君は楽しそうにクスクスと笑っていた。