くちづけのその後で

「おなかちゅいた!」


あたしの傍に来るなり、海斗は自分のお腹をポンポンと叩いた。


「何か食いに行く?」


海斗の後ろから歩いて来た西本君が、笑顔で訊いた。


「ごはんー!」


「朱莉さんはそれでイイ?」


「あ……」


西本君に尋ねられて、言葉に詰まってしまった。


「やめとく?」


「え……?ううん……」


「じゃあ、行こか♪」


首を小さく横に振ると、西本君は優しく微笑みながらあたしを促した。