身支度を整えたあたしは、9時半過ぎに海斗と家を出た。
「今日は歩こっか?」
「うん♪ママ、おてて!」
「うん、繋ご♪」
片手にお砂場セットを持っている海斗は、笑顔でもう片方の手を差し出した。
今日は、柔らかい陽射しのお陰で暖かい。
ポカポカ陽気の中を、海斗の歩調に合わせてゆっくりと歩いた。
やっぱり、少しだけ不安もあるけど…
曖昧にしか歌えない海斗のデタラメな歌が、心が強張ったままのあたしを笑顔にしてくれた。
「今日は歩こっか?」
「うん♪ママ、おてて!」
「うん、繋ご♪」
片手にお砂場セットを持っている海斗は、笑顔でもう片方の手を差し出した。
今日は、柔らかい陽射しのお陰で暖かい。
ポカポカ陽気の中を、海斗の歩調に合わせてゆっくりと歩いた。
やっぱり、少しだけ不安もあるけど…
曖昧にしか歌えない海斗のデタラメな歌が、心が強張ったままのあたしを笑顔にしてくれた。



