くちづけのその後で

「正直、あたしは頻繁に待ち伏せされてほんまに困ってるから……」


話しながら、西本君の表情が曇っていくのがわかって…


あたしの胸が、ズキズキと痛んでいた。


傷付けた罪悪感なんかな……


心のどこかでそう思いながら、何故か泣きそうになってしまった。


だけど、これ以上待ち伏せされても本当に困るし、ここできちんと言うべきだと思うから…。


「ごめんやけど、そういう事やから……。じゃあ……」


あたしは俯きながら言って、自転車に跨がった。