くちづけのその後で

メールの作成画面を開いて、ボタンを押していく。


【夏野朱莉】


西本君に携帯の画面を見せると、彼はニコッと笑った。


「可愛いな♪」


そう言った西本君に、どんな言葉を返せばいいのかわからなくて…


曖昧な笑顔を向ける事しか出来なかったけど、彼もそんなあたしに応えるように笑った。


まだあどけない西本君の笑顔にドキドキするのは、きっと彼への苦手意識が無くなったから…。


それからコンビニに着くまで、あたしの心臓はずっと高鳴っていた。