『玲美さん!』 「どしたの?」 『今日泊まっていいっすか?』 「えっ?」 『俺…まだ玲美さんと一緒にいたい。』 「翔平くん……。」 『だから泊まっていいっすか?』 「………いいよ。」 『よっしゃ!!俺すげぇ嬉しいっす!!』 私、江口玲美。 彼は藤波翔平。 私達はバイト先で知り合い、半年前から付き合っている。 何故泊まるだけで彼がこんなにも喜んでいるかというと…。 私に子供がいるから。