外に出ると、冷たい風が吹いていた。

村松さんは家まで送ると言ってくれたが、私は断った。



ヨッチーの遺書。

謎がまた一つ新たに増えた。

遺書は、なぜ1号店のロッカーにあったのか。

普通、死ぬとき、手元にもっていくものじゃないだろうか。

よれよれした行間。

下手な文章。


謎は深まるばかりだった。