おにぎり丼。

オカマにもらったビニール袋。



私は、日本に帰ってから、それを額縁に入れて店に飾った。










お客さんに、その変なビニール袋の入った額縁は一体何なのか、と、たまに質問を受けることがある。


私は、そんな時、こう答えることにしている。



『おにぎりの道しるべです』








いつか、必ず、ヒトシとゆっくり笑いながら話をしたい。


私のおにぎり作りの原点、それは、ヒトシからもらったタイ米だ。


スタート地点がヒトシなら、行き着く先も、必ず、ヒトシだ。





何年後でも、何十年後でも良い。



私は、必ず……。






《完》