おにぎり丼。

私は、ブログをやっていて、そこに、プーケット旅行のことを書いていた。


日程と宿泊先のホテルや、だいたいの予定をブログに載せていた。






ヒトシが、それを見て、私を見つけてくれたのだ。


きっと。






本当に、ただの偶然かもしれない。




私の思い込みかもしれない。



でも、あの、ひげを生やした生臭いオカマは、ヒトシだ。


私は、そう信じることに決めた。



慣れない女装で、あんなふうになってしまったのだ。







そう考えると、あのオカマの言葉の意味がわかる。



『ありがとう』



オカマは、私にそう言った。