ウソナキ。


「それでいつも思ってたんだ。
彼女はどんな哀しみを抱え込んでいるんだろう?って。
いつか話ができたら・・・って。
でも。
時々見かけていたミライの姿もそのうち見かけなくなって」



あぁ、それは。

もうアタシが学校へ行けなくなってしまったから。



「それっきりになってしまったんだ。
そして。
あの日。
今度は病院の屋上でフェンスに手をかけるミライを見つけた」