タクミくんは黙ってアタシの話を聞いている。 真剣な顔をして聞いてくれている。 気づけばアタシは診察のときの先生に話しているよりも正直に思ってることを全部話しているように思った。 同じ思いを持っている彼ならアタシのことわかってくれるように思ったから。 そして同じ目的を持てる彼なら。