ウソナキ。


そんな人たちをぼんやりと眺めながらいつ屋上に行くって話そうか切り出すときを考える。


そして
お母さんはアタシを腫れ物を触るように扱う。


ぼんやりしてるアタシに


「大丈夫?」


って聞く。



返事するのも煩わしい・・・。

「退屈やからちょっとそのへんふらついてくる」


アタシはそう言って立ち上がった。