「そうなの? クリスマスが誕生日なの? 誕生日なんていいね、それ。 それにたくさんの人が幸せでいる中、俺らは一緒に死ぬんだよ? いいと思わない?」 楽しそうにタクミくんは話す。 この人は「死」が怖くないんだろうか。 逆にすごく楽しんでいるような気がする。 アタシも考えてはいるけど。 正直、いざとなるとちょっと怖いって思うこともある。