ウソナキ。


・・・ゆっくりと時間が流れていく。


何も喋らない。

ただ2人でぼんやりと空を見上げている。


青い空、

白い雲、

そしてまだ少し蒸し暑い風。


それだけ。



彼はあの日、アタシが
どうして死のうとしたのか
どうしてそんな思いしているのか

なんてもう聞いてはこなかった。