ウソナキ。



そして再び顔を上げて眩しい光の中を見る。

その光の向こうに、タクミくんがいた。


アタシはゆっくりと歩いて彼の座るベンチへと向かう。



「あ?来たね?」


タクミくんが嬉しそうにアタシに言う。



「うん」


アタシはそう答えながらタクミくんの隣に座る。