ウソナキ。


ずっとタクミくんを恨もうとしたけれど
恨みきれなくて

忘れようとしたけれど
忘れられなくて

結局、アタシはそんなことできるはずもなかったんだ。


どうしたらいいの。

どうしたらいいの。

ふとそのとき
彼が言っていたことを思いだした。


「ミライは・・・俺の分も生きて。
生きて空を見上げて笑っていて・・・」