・・・でも。

病室に駆け込んだアタシが見たのは。

だれも・・・いない。

空っぽのベッド。




「タクミくん。・・・どこ?」



呆然として立ち尽くしていると後ろからケイコさんの声がした。

「ミライちゃん・・・遅かった・・・」