「なんなんだよ・・・もう2人して」 そして3人で笑う。 ささいな、こんな時間でさえアタシには愛しくてかけがえのない時間だ。 なんでもないことなのに、それだけで涙が出そうになる。 「あ、そうだ、 ちょっと今から先生の説明があるんだった。 ごめん、ちょっと行ってくるね」 そう思いだしたように時計を見ながら言ってケイコさんは病室を出て行く。