2人でゆっくりと外を歩く。 「一緒に外を歩くのって京都に行って以来かな」 何気なくタクミくんが言う。 そうかもしれない。 まだ少ししか時間はたっていないはずなのにとても遠くのことに思えるのはなぜ? 「寒くない?」 冷たい風が気になってアタシは彼に聞く。