「・・・タクミくん?」 アタシは一瞬言葉を失った。 そこにあったのはタクミくんが胸を押さえて苦しんでいる姿だった。 アタシはビックリして駆け寄り背中をさすりながら 「大丈夫?大丈夫?」 何度も聞く。 彼はやっとアタシに気づいたように 「ごめ・・・ん・・・。 ミライには・・・こんな姿・・・見られたくなかった・・・んだけど・・・」 そう言いながら苦しそうに無理して笑おうとする。