ウソナキ。


廊下を歩きながらさっきのタクミくんの言葉を思い出す。

――「同じ感情を持ちたいって
思った」――

アタシのこと、
そんな風に思ってくれてたなんて。

すごく嬉しい。

そして頬が紅潮しまたドキドキした。

アタシは少し気持ちを落ち着けてから帰ろうと待合の椅子に座る。

ここはアタシがいつも診察で来る時に最後、会計を待つところ。