「そっか・・・早く、退院してまた一緒に学校に通えるようになるといいね」 そう言いながら宇多野さんは微笑む。 「うん」 また一緒に学校へ。 一緒に。 「じゃ、また終礼終わったら迎えにくるね」 そう言って宇多野さんは教室へ帰って行った。