ウソナキ。


案の定、お母さんの心配そうな声。

そして・・・ウソナキする。

電話を切ったあとタクミくんは言った。


「ウソナキしただろ・・・?」


アタシは笑ってごまかす。

タクミくんも仕方ないなって顔して笑う。


そして
彼は本棚から一冊の本を取り出して言った。


「ああ、忘れないうちに。
言ってた渡したいもの、コレだよ?」