ウソナキ。


タクミくんが駆け寄る。

アタシも慌ててその後をついていく。


「手伝いますよ?」

タクミくんはそう言ってベビーカーを担いだ。



アタシも

「荷物、持ちますから」

そう言った。



彼女はホッとした笑顔をアタシたちに向けて

「ありがとうございます」

笑顔で言った。