ウソナキ。


そしてうつむいてゆっくりと首を左右に振った。


「東京も・・・それなりにステキな街なんだよ?」


タクミくんはそう言った。


「一緒に東京タワーにも行ったやんね・・・?
すごく楽しかった」


アタシはあの夜を思い出しながら言った。

ドリームピンクに輝いていたダイヤモンドヴェールの。




・・・「夢」と「幸せ」