ウソナキ。


それまででもなんとなく
そんなこと、思うことあったけど。

さっき、
新幹線を降りてタクミくんと一緒にいて・・・
楽しいって思ったとき、そう確信した。


そっと横に座っているタクミくんを見る。

彼はアタシの視線に気づいて
何?っていう顔をしてアタシを
見る。

彼の顔を見るとやっぱりアタシのこころが動き始めていることを黙っていてはいけない、と思った。