ウソナキ。


アタシはこれからタクシーに乗り換えるからって言おうとしたとき・・・。

そのとき
タクミくんは急に胸を押さえてかがみこんだ。



「え?」

アタシは慌てて彼に駆け寄る。


「・・・苦しい・・・」


彼の言葉にアタシはびっくりして


「大丈夫?大丈夫?
しっかりして?!」


必死になって声をかける。