ウソナキ。


「ごめん、気を使わせて・・・」


タクミくんが謝る。


「そ、そんなつもりじゃないから」



アタシは両手を振って答える。

そんなアタシを見て彼は笑う。



「ミライは・・・大丈夫?」


「え?」


「前に、言ってたでしょ?
電車に乗れないって・・・」