「検査、終わるまでの我慢やね。 アタシもできるだけここに来るようにするから」 「でも、ミライの体調のこともあるんだからあんまり無理すんなよ?」 「ありがとう」 そしてタクミくんは再びカレンダーを見る。 「あ、これ、京都?」 カレンダーの風景写真を指差してアタシに聞く。