ウソナキ。


そう思いながらも今までずっと本当のことは言わないで過ごしてきた。


「学校へも少しづつ行けるようになっていると聞いています。
よかったですね」


先生は机の上にあるカルテをながめながら嬉しそうにアタシに言う。


学校へ行けるようになったのは・・・
彼のおかげ。


でも
その学校へ行くっていうのは
結局はクリスマスのため。