地下鉄の大門駅で降り地上に上がる。 「もうだいぶ暗い」 アタシが思わずつぶやく。 「秋は陽が暮れるのが早いからね」 タクミくんは空を見上げて言う。 「少し上り坂になるけど・・・。 ゆっくり行こうか?」 「うん」