それからこのあいだ、 屋上でアタシの手を握り返してくれた時も あの時もアタシの方が嬉しかった。 差し出されたそんな彼の手を見つめるだけで安心感からか涙が出そうになる。 そして 彼の手にそっと自分の手を重ねる。