そんなアタシの表情を察してかタクミくんは言った。 「あ、ごめん、 歩くの速かった?」 「そんなんじゃなくてあんまり東京の街を出歩いたことがなかったから・・・」 「大丈夫、俺が一緒でしょ?」 「・・・うん」 「まだ不安?」 「あ・・・、ううん、大丈夫」