お母さんが心配そうな顔して何度も言う。 「ホンマに大丈夫? 気分悪いんちゃうの? 休んだほうが・・・」 そんなにアタシのこと気遣わないで。 それがまたアタシの負担になるから。 「大丈・・・夫」 そう言ってアタシは逃げるように玄関のドアを閉める。