ウソナキ。


「うん・・・」


「それで話って・・・」


アタシがそう言いかけたとき彼は言った。



「別にね、これと言って話しがあるんじゃないんだけどね。
車ん中でのミライの様子がちょっと違ったように思ったから」


あ。

鋭い・・・。



アタシは何も言えなかった。