ひとり＜ふたり

学校に行ったらあたしはリンの『特別』として見られてる。



でも実際、あたしとリンの関係なんてすぐにでも終わってしまいそう。



「紅～…」

「どうした！？」

「ダーリンが浮気した…」

「マジで！？あの神田が！？」

「マジで！！他のコとメールしてた…」



それって浮気に入らないでしょ…。


公認で浮気してるリンはどうなるんだ…。



「それくらい許してやんなよ…」

「それくらいって何！？あたしは超悩んでるのに！！」

「だってメールくらいどうってことないでしょ？」

「紅にしてみればそれくらいかもしれないけどあたしにとっては一大事なんだよ！！紅のバカ！！」



梓がキレた…。


あたしが間違ったこと言ったの？



でも梓にちょっとムカついてしまったのかも…。



メールなんて浮気のうちに入らないって…。



何甘いこと言ってんの？って…。



全部リンのせいだ…。



「梓っ！！ごめん…」

「紅の強気なとこは好きだけどあたしの気持ちも考えてよ！！もういい！！」



もうヤダ…。



梓、本当に怒っちゃった…。



全部うまくいかない…。



もう疲れたよ…。