これってちょっと気まずい…。
あたしの失態がバレるんじゃん…。
「喉乾いて…」
「スポーツドリンク冷蔵庫にあるから…。白が買ってきたヤツ…」
「飲む…けど…。なんでみかんの缶詰ひたすら食ってんの?」
「甘いから…。うまいし…。別に食いたかったらだもん…」
飲み物すら用意してないあたしをどうぞ笑ってくださいよ。
ろくに看病もできないダメ嫁だよ…。
「俺もみかん食う」
「そこに大量にあるよ。叶とマキ君が買ってきてくれた」
「紅の食べる…」
そんな気ぃ使われても嬉しくないもん…。
皮つきみかん食べたらいいじゃん…。
なのにリンはあたしの手から奪い取って食べ始めた。
「あっちの食べなよ!!」
「紅が買ってきてくれたのがいちばんうまいんだもん」
「別に…買ってきてないし…」
「甘い…。うまいね?」
その力ない笑顔にやられちゃうよ…。
こんな時あたしなら絶対本物食べるのに…。
やっぱりあたしなんかよりリンの方が大人だ…。
もっと頑張ろう…。
あたしの失態がバレるんじゃん…。
「喉乾いて…」
「スポーツドリンク冷蔵庫にあるから…。白が買ってきたヤツ…」
「飲む…けど…。なんでみかんの缶詰ひたすら食ってんの?」
「甘いから…。うまいし…。別に食いたかったらだもん…」
飲み物すら用意してないあたしをどうぞ笑ってくださいよ。
ろくに看病もできないダメ嫁だよ…。
「俺もみかん食う」
「そこに大量にあるよ。叶とマキ君が買ってきてくれた」
「紅の食べる…」
そんな気ぃ使われても嬉しくないもん…。
皮つきみかん食べたらいいじゃん…。
なのにリンはあたしの手から奪い取って食べ始めた。
「あっちの食べなよ!!」
「紅が買ってきてくれたのがいちばんうまいんだもん」
「別に…買ってきてないし…」
「甘い…。うまいね?」
その力ない笑顔にやられちゃうよ…。
こんな時あたしなら絶対本物食べるのに…。
やっぱりあたしなんかよりリンの方が大人だ…。
もっと頑張ろう…。


