まだ夏だから寒くないし…。



久しぶりに中に入ったらキレイになってた。



家具が増えてて住めそうな感じ…。



「なにが不安か言ってごらん?」

「えっ!?」

「紅から誘うなんてそんなことでしょ。体で埋めたら楽になんの?」



リンにはお見通しだったらしい…。



ソファーに座ると優しく抱きしめてくれた。



泣いちゃうよバカリン…。



「なんで…あたしに言ってくれなかったのかなって…マキ君にまで嫉妬するっ…」

「もしかしてあのこと?」

「んっ…。あたしだけのけ者みたいでっ…」

「違う違う!!あれは…紅を悲しませたくなくて…言い出せなかっただけだから…」



じゃああたしは必要とされてるの?



ちゃんとメンバー?



いらないから言わなかったんじゃないの?



そんな気持ちは声の代わりに涙になって零れた。



「紅がいちばん悲しむかなって思ってさ…。ごめんね?悪気があったわけじゃないから」

「本当…?」

「うん、本当。紅のことはなにがあっても離すつもりはないから。ねっ?」



やっぱり好きすぎて苦しい…。