だけど紅はベッドに座ってる俺をギュッと抱きしめた。



「梓にヤキモチ妬かなくてもいいじゃん…。ホント…カワイイ…」

「嬉しくない…」

「好きだよ、リン…」



紅が大人だ…。



ガキ臭い俺がバカみたいになる…。



「あたしはズットリンのそばにいるよ?」

「うん…」

「離れたりしないからね?」



この温かい気持ちはやっぱり紅限定。



俺、相当紅が好きだよ?



「俺達は絶対別れない…」

「うん、わかってる」

「なにがあっても一緒にいようね?」

「不安なの?紅様が信用ならないわけ?」

「そうでした。じゃあチューしよ?」



これから危機なんてたくさんあると思う。



だけどふたりなら乗り越えていける気がする。



うん、やっぱ信じなきゃ。



「もう妬かない…」

「たまに妬いていいよ?カワイイから」

「カワイイとか言うな…」

「ん~~~~!!超カワイイ!!」

「仲良くしようね?」

「当たり前っ!!」



泣かなくていいから俺のためにいっぱい笑ってね?



本当に大好き…。