俺の女に手を出すなという意味にしよう。



そうしよう。



「とことん最低だねリン!!」

「紅ほど性格悪くねぇよ!!」

「マジムカつく!!降りて来やがれ」

「誰が行くかよ!!」



もう紅なんて知らん。



昼も別々に食べて、今日は俺がレッスンの日。



基礎をいっぱいやってから家に帰った。



リビングでアイスを食ってる紅はシカト。



受験前で頑張ってる葵の勉強を見てやった。



「どうしてそんなに頭いいの!?」

「出来が違うのさ、頭の」



シラッとした目で紅に見られてる俺…。



まだなんか文句あんのかよ。



「ねぇリン」

「なんですか」

「もうすぐクリスマスなんだけどなに買ってくれんの?」

「プレゼントはせがむもんじゃねぇって習わなかったか?」

「うん。もらえるもんはもらっとけって主義」



バカ女…。



お前、カワイくねぇ。



「で?なにくれんの?」

「…………極上の俺」



そう囁いたら顔が真っ赤になった。



まだまだ俺も紅に負けない!!