ひとり<ふたり

1分くらいでみんな事の重大さに気付いた。



とりあえず全員キョドる。



「路上で歌ってたコは君だね?ヴォーカル君」

「そうですけど…」

「あの時僕もあの場にいたんだよ。あの時の曲が聞きたくて来たのに流行りバンドのコピーで残念だったけどね」



俺が作った即興ソング!?



ってか…早く話してほしい。



なんで俺達を呼んだのかって理由を。



「君達、結成してどのくらい?」

「白が…ベースが入ってからは1ヵ月です。その前から適当に…結成は5月頃ですかね」

「プロ目指す気あるの?」

「「あります!!」」



ニコッと笑った名刺のオッサン。



校長も嬉しそうな顔をしてる。



「君達のオリジナルを聞きたい。1ヵ月あげるから完成したら連絡がほしい。話しはまずそれから」

「どんな意味ですか?」

「君達が本気なら僕は力になろうと言ってるんだよ」



ウソだ…。



こんなに早く…夢が叶うわけない。



「1ヵ月後に連絡しまぁす」

「君はドラムだね?」

「うん、僕叶。ヨロシクお願いします、岩瀬さん」



叶…マジ?