ひとり<ふたり

マキに集まった視線はみんなが攻めてる証拠。



「髪黒くしたら俺じゃねぇ」

「「絶対怒られんだ~!!」」



さっきまでのテンションがウソのようにみんなショボ~ン…。



せっかく気持ち良くステージから降りたのに…。



今から説教なんか聞きたくねぇ…。



足取り重く向かった校長室…。



「失礼します」



一応そう言ってみんなで入った。



誰が謝るかなんて決まってる。



もちろん先頭切って入った茶髪君。



「やぁ君達、楽しかったかい?」

「はぁ!?」

「ステージ発表、私も見させてもらいましたよ」



なに、そのニコニコ顔…。



今から説教するくせになにニヤついてんだよ…。



ってかもうひとりのオッサンは誰ですか?



「いいね、君達の音」

「「はぁ!?誰っ!?」」

「仲がいいのかな、君達は…」



引き攣った笑顔でひとりずつに名刺を渡して行くオッサン…。



『ルナミュージック』



どっかで聞いた名前だな…。



まさかっ…スカウト的なっ!?