ひとり<ふたり

自分達にどんな未来が待ってるのかはわからないけど、きっとこの『好き』は消えないと思う。



リンがそばにいる限り、あたしの気持ちがリンから離れる気が全くしない。



不安がない…。



リンの愛情も感じてるし、沢山の笑顔であたしも幸せになってる。



絶対リンのそばから離れない…。



離れたくない…。



「あっ!!止まって!!」

「なにっ!?」

「コンビニ行って来るから待っててね?なんかいる?」

「俺…水飲みたい…。山道疲れた…」



途中のコンビニで買った水をリンに渡し、あたしはリンの背中にベッタリくっつきながらアイスを食べた。



好きなモノと好きな人の組み合わせってヤバイね。



幸せ2倍…。



「リン先輩!?」

「へっ!?」



その声でブレーキをかけたリン。



ストレートの茶色い髪のカワイらしい女の子が立ってた。



「ヒメ!?」

「キャァァァァ!!お久しぶりですぅ~!!」



これまた白並に名前と顔がマッチしてるヤツ…。



それ以前に、誰ですか?