ひとり<ふたり

ムダに疲れてもそばにいる温もりが大事。



これがないと俺は多分生きていけない…。



「リン甘えん坊…」

「おやすみサユピョン…」



明日はどうしよう。



誰と一緒にいよう…。



そんなことばかり考えてる。



今だけはこの温かさ溺れるけどね。



目が覚めた時、相手の女はほぼいなくなってる。



今日も目覚めはひとりだ…。



イライラしたまま歯を磨いてすぐに紅ん家に向かう。



ここは極上に暖かい…。



「あらリンチャン!!おはよ!!」

「お腹すいた~」

「今日はお魚よ!!」



そう言えば紅はまだ怒ってんじゃねぇか?



まぁいいや。



無理矢理でもこの場所にいれるならそれでいい。



「あっ、おはようリン君!!今日もカッコイイ…」

「葵チャン、キーボード貸して?紅とバンド組むことにしたから」

「いいよ!!でもお姉ちゃんがバンド?クラシックだよ?」

「プロ並みだって豪語してたけど?」

「まぁ腕は確かだよ!!」



妹もかなり美人なんだよなぁ~…。



食っちまいてぇ…。