ひとり<ふたり

カッコイイのだけは認める!!



でも好きじゃない人となんてできない!!



バカリン!!



で、結局ついてきてしまったリンの家…。



びっくりするような高級マンション…。



「リン、ここって防音だよね?」

「こっち使って。そこはダメ」



リビング以外の部屋は空っぽ…。



ひとつの部屋だけベッドが置かれてた…。



まさかこんなとこにひとり暮らし?



「紅、キーボード持ってる?」

「妹が持ってる…」

「明日運んで来ようか」

「待ってよ、葵がなんて言うか…」

「俺がお願いすればイッパツ」



確かに妹、リンの言うことなら全部聞いちゃいそう…。



ってか本当にナルシスト…。



「まずは何やるかだよな」

「ちょっと待って!!パンクとかロックとかよくわかんないからね!!」

「おぉ、紅タンやる気満々じゃん」

「ち、違うし!!」




なんだかいつもリンのペースに持ってかれる…。



これもコイツの魅力の一つなんだろうな…。