「んー、やっぱ姫の家の料理は美味い!」

姫の婆ちゃんの作った鯖の味噌煮に舌鼓を打つ。
ご飯に合うように、と少し濃いめに付けられた味がなんとも言えないほど美味しい。

「晶くんもっと食べて良いんだよ」

「そうそう、咲は晶くんほど食べてくれないからねぇ」

「食べないと身長伸びないぞー?」

「な……っ! これでも伸びたほうだもん!」

「一年の時なんかギリ150だったもんねー?」

「く……黒歴史……!」

「今も充分小さいだろうが……」

「8センチも伸びたんだよ!?」

「……伸びてやっとその身長?」

「晶のいじわるぅー!!」