「飯の食いすぎだっ」

と彼も笑う。

「いいから、プリントやっとけ」

そう言うと、準備室に入って行った。

「奴も心配してんだぞ」

佳奈に耳打ちする貴子だった。
準備室に入る彼を見る佳奈。

すると…
急に振り返る彼。
あわてて席に着く佳奈。

「奴も心配してんだぞ」

という貴子の言葉…
それが本当でもウソでも…

なんとなく…うれしかった。