それからどれくらい経っただろうか…
彼女も泣きやみ、黙りこんでいる。
「戸田?」
「…はい…」
「送るぞ。帰るか?」
「…はい…」
彼女を自分から離そうとするが…
「戸田?」
「ひどい顔…してます」
「あはは、してないよ」
「してますっ」
「じゃ、このまま帰るか?」
「それは…」
「じゃ、職員室行くけど…行くか?」
「いや、ちょっと図書室に行きます」
フッと笑い…
「こりゃぁ、休み明けが…大変だ」
そう言い、一緒に保健室をでようと入口に立つ。
鍵を開けない彼を見る彼女。
あまりにもあどけない彼女の表情に…思わず…
「我慢…できない」
「んっ…」
「俺とのファーストキス…保健室で申し訳ない」
ギュッと彼女を抱きしめる。
しばらく動かない彼女。
「出れないぞ」
「顔…真っ赤です」
「ばかっ、俺も真っ赤だよ」
二人、離れて笑う。
「先に行け。
しばらくしてから行くから。
職員室を出るときにメール…知らないな」
「赤外線送信します…」
「便利になったもんだ」
受信後、彼女は保健室を出て行った。
彼女も泣きやみ、黙りこんでいる。
「戸田?」
「…はい…」
「送るぞ。帰るか?」
「…はい…」
彼女を自分から離そうとするが…
「戸田?」
「ひどい顔…してます」
「あはは、してないよ」
「してますっ」
「じゃ、このまま帰るか?」
「それは…」
「じゃ、職員室行くけど…行くか?」
「いや、ちょっと図書室に行きます」
フッと笑い…
「こりゃぁ、休み明けが…大変だ」
そう言い、一緒に保健室をでようと入口に立つ。
鍵を開けない彼を見る彼女。
あまりにもあどけない彼女の表情に…思わず…
「我慢…できない」
「んっ…」
「俺とのファーストキス…保健室で申し訳ない」
ギュッと彼女を抱きしめる。
しばらく動かない彼女。
「出れないぞ」
「顔…真っ赤です」
「ばかっ、俺も真っ赤だよ」
二人、離れて笑う。
「先に行け。
しばらくしてから行くから。
職員室を出るときにメール…知らないな」
「赤外線送信します…」
「便利になったもんだ」
受信後、彼女は保健室を出て行った。
